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​地元座間にアパートが見つかって、いよいよ自立生活へ本格的な準備が始まりました。

少しずつアパート体験の機会を増やしていきました。

​応援に来てくれた渡辺一史さんと

園舎からアパートに出かけて、近所のスーパーでお昼ご飯を買って来て食べるなど、

近くのスーパーで買い物、介護者とコミュニケーションを取りながら、すきなお昼ご飯を選ぶ。一般の生活では当たり前の事ですが、一矢さんにとってはやっと手にした自由です。

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​取材に来てくれたTBSのクルーの皆さんと、素晴らしいドキュメンタリーを作ってくれました。(「小さな喜びを感じて ~津久井やまゆり園事件・被害者家族の4年~」

​そしていよいよアパートでの宿泊体験の日が来ました。

​2年間の関係作りを経て2020年8月、ようやくアパートでの宿泊体験の日を迎えることができました。

​応援に来てくれた宍戸大祐監督(映画「道草」

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朝食の
アイデア

​ご両親と部屋でくつろぐ一矢さん

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​取材やこれからのアパート生活を支えてくれるスタッフなど、沢山の人たちが、次々に応援に駆けつけてくれました。

そして体験2日目、一矢さんの

自立生活へ向けた産声「芹が谷やめとく~」の意思表示が、本人の口からでました!

 慣れない環境なので何かパニックでも起こせば直ぐにでも施設に帰れるように万全の体制で臨みました。

 

初日は「芹が谷帰る~」と言っていましたが、何かが一矢さんの中で変わったのでしょう。当初3日間の宿泊体験の予定でしたが、この一言で逆にこのまま施設に戻ってしまうとパニックになってしまうだろうとそのままアパートでの自立生活にはいりました。余りにもスムーズに事が運んで私達も一矢さんの予想外の反応にビックリしました。これも、ご両親、やまゆり園、支援団体、介護者、神奈川県、座間市と皆さんが同じ方向を見て協力し合い、丁寧な関係作りが出来たからこその成果だと思います。感謝、感謝です!

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